認知症とうつ病の違いについて徹底解説

間違えやすい二つの病気

認知症とうつ病は症状に似ている部分があるためよく間違えられることが多いです。
これらの違いをきちんと理解しておかないと、病気が悪化してしまい、取り返しのつかないことになる可能性があります。
医師でさえも勘違いするようなことがあり、専門家でないときちんと違いを認識できないのです。

まず、気分障害については認知症の場合は無気力であり、やる気が起きないといった症状があります。
一方、うつ病の場合は抑うつ感が大きくなってしまい、身体の痛みを感じることがあります。
抗うつ薬の効果については、認知症の場合はほとんど効果がないのですが、うつ病の場合はきちんと効果が出ることが多いです。

物忘れについては、認知症の場合は長い時間をかけてゆっくりと症状が出てくるのが特徴的です。
一方、うつ病の場合は急激に物忘れの症状が出てしまうのが特徴的です。
憂鬱感や罪悪感については、認知症はこのような気持ちになることはないのですが、うつ病の場合は強く感じてしまいます。

本人の訴えとしては、認知症の場合は自分がそのような病気になったことを認めません。
一方、うつ病の場合は、自分の症状の辛さについて周囲に訴えることが多いです。

認知症とうつ病の見分け方についてはこちらできちんと解説されています。
>>http://senile-depression.com/difference-between-dementia.html

認知症と間違えやすい病気

認知症と思わず間違えてしまうような病気はうつ病以外にも存在しているため気をつけましょう。
高齢者になると発症することの多い病気としてせん妄というものがあり、これは認知症に間違えられることがよくあります。
身体疾患によって軽度の意識障害が引き起こされることがあり、これをせん妄というのです。

意識がはっきりとしない中で幻聴や幻覚を見てしまったり、興奮してしまうことがあります。
このような症状は認知症でも起こりうるのですが、せん妄の場合は発症した時期が比較的はっきりとします。
この点が認知症との大きな違いであり、急性の病気が起きたためにせん妄になるケースが多いのです。

また、仮性認知症という症状があり、これはうつ病によって発生することが多いです。
軽度の意識障害であり、認知症とよく似た症状が出るのですが、その度合がごく軽度となっていたり、記憶障害がみられないのが特徴です。
さまざまな原因によって仮性認知症になることがあり、治療の際には原因を明確にして、しっかりと治す必要があります。

認知症の治療を受けたとしても仮性認知症の治療には効果がないため、きちんと発見することが大切です。
このようにいろいろな病気が存在しているため、怪しいと思ったらすぐに専門家を頼りましょう。