シニア女性の中で話題になっている「墓友」とは?

昨今話題となっている終活

昨今、ライフエンディングについて考える人が増えており、自身が亡くなった時のために終活を行なっているという人が増えています。
具体的には葬儀に対する要望として式の内容であったり呼んで欲しい人をリストアップしたり、お墓や納骨の内容、遺産相続といったものであり、人によって様々なことをノートや遺言書として残しています。

葬儀については今までは残された家族で執り行うのが当たり前でしたが、最近では生前に自分で全ての段取りについて確認をして契約をしているということもあり、終活の内容はどんどんと変わってきていますし、その人らしい最期の迎え方や家族に迷惑をかけない最期にするための準備ということが真剣に考えられるようになってきているのです。
そういった流れの中で最近新しく取り組みとして行われるようになったのが墓友です。
ここでは墓友というのがどういったものであるのかを紹介していきます。

墓友とは

生前のうちに信頼できる友人や知人と共同の墓を用意して死後はそこに埋葬されることを希望するという流れが取られます。
簡単に言えば墓友とは、家族のお墓に入るのではなく、友人と共同のお墓を用意してそこに入るということになります。

このような墓友は女性を中心に広まりつつある動きです。
墓友が生まれた背景には女性を取り巻く環境の変化が大きく関わっています。

近年問題視されている孤独死

女性の社会進出に伴って、女性は生涯自立して生活していけるだけの生計を成り立たせることができるようになりました。
そして、仕事において男性と同等に働くことが当然となったこともあり、責任ある役職について仕事を楽しんでいるという人も多いです。
こういったことが背景となり、世の中では晩婚化が進んでいます。

さらに、結婚をしたとしても、雇用環境の悪化や長引く不況、待機児童問題といったことが原因で子供を作らないという家庭も増えています。
離婚に伴うシングル世帯も増えていますし、核家族化も相変わらず進んでいる状態です。
これらのことが原因となり、近年では老後を迎えるにあたってひとりで生活をしているという人が増えています。

また、先祖代々続いているお墓に入るのが当たり前と思われてきましたが、後継者がいなくなるという問題もありますし、地元を離れて生活をしているという人も多いためにお墓を維持することが難しいという問題もあります。
ひとりでいる人が亡くなってしまうとお墓を維持してくれる後継者もいなくなってしまいますし、自分が亡くなった時にお墓に入るのにお世話をしてくれないという問題もあり、そういった観点から墓友が始まっています。

墓友のメリット

血縁関係のない人たちが墓友として共同墓に入ることが増えています。
墓友同士が生前から親交を深めているということが多く、それによって死への恐怖や不安を解消できたりポジティブに捉えたりするということもあります。

最近では墓友活動も活発になっており、老後の生活を充実させることができる点もメリットです。
とは言え、まだまだ新しい文化であるため、家族や親族の理解が得られるようにしっかりと話し合いをすることも重要です。